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家への帰り路に考えることのあれこれ。

"「夢」という仮説"を立てるということ

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「夢を持ちなさい」
と、髭の生えたおじさんは少し自慢げに言う。

 

「夢は、無理に見つけるものじゃないよ」
と、胡散臭い就活コンサルはニコニコと不気味に話す。

 

でも僕は、
「一旦、"夢"をつくろう」
と言いたい。

 

 

少し詳しく説明するね。

 

 

まず「夢」の条件は2つ。
①いまの自分に"ピタッと"来るものを選ぶ。
②いつでもその"夢"を変えていいということ。

 
イメージしていたものとは、ちょっと違うでしょ?

 

"ねこと幸せな生活を送る"
というのが、僕の将来の夢。
でもこれは、現時点での夢に過ぎない。
明日には、難民問題を解決するために立ち上がってるかもしれないし、
金の亡者になって「タワマンの最上階に住むために働いてる」なんて言ってるかもしれない。
※そんなことはまず無いのですが、理屈上そうとも言えるってことです。はい。

 

でも、それでいいんです。

その時の僕が、そう判断したのなら、それが正解なんです。

 

①の条件に関しては何となく理解できると思うので、
②の条件についてもう少し噛み砕きます。

 

「夢をコロコロ変えていい」
なんて言ったら、髭の生えたおじさんは顔を真っ赤にして怒るだろうね。
"夢は一生貫き、成し遂げるものだ"
って言われて育ってきたんだろうから、それも頷ける。

でも時代は平成。(それももう終わろうとしている)
出来ることが増えすぎて、やりたいことなんて1つに決めきれない時代。
だから、
"いまやりたいこと、やるべきだと思うことを全力でやり抜く"
それだけが、この時代を楽しく生きていくために必要なことなんじゃないかな。

であれば、やりたいことが変われば"夢"だって変わる。
当然の理屈でしょ?

 

少し視点を変えてみる。

 

「現状維持は衰退だ」なんて言われるけど、
そもそも人のキャリア形成において、"現状維持"なんてない。
つねに、
"いまいる環境で働く" or "新しい環境で働く"
の、平等な2択でしかないんですよ。

であれば、"夢"でも話は同じはず。
"いま歩いてきた道を進む" or "別の路を進む"
の平等な2択。
それしかないんです。

 

ここで、一つの疑問が浮かぶと思う。

 

あれ?そもそも夢って必要なんだっけ?

 

今日説明したいのはこれ。
"「夢」を持つ意味" についてみんなに分かってほしいんだよね。

詳しい説明に入る前に、思い出してほしい。

 

◆「夢」の条件
①いまの自分に"ピタッと"来るものを選ぶ。
②いつでもその"夢"を変えていいということ。

 

この条件を忘れてしまうと、
かなり窮屈な話になっちゃうからよく覚えておいて。

 

"夢"って本来は、
「自分の成し遂げたいこと」
って意味だから、それがコロコロ変わるとなると、
そもそも持つ意味が無いように感じる。

 

でもね、「夢」を持つことで、毎日が本当に豊かになるんだよ。
それはね、
全ての物事をジブンゴト化できる
からなんだ。

 

僕を例に説明するね。

 

僕の夢が、"ねこと幸せな生活を送る" ってことはもう知ってるよね?
そんな僕は、「なぜ動物に関わる仕事に就かないのか?」ともよく聞かれる。
でも僕は、その夢を叶えるために "ねこの広告代理店" を名乗ってる。 
今日の話ではこの肩書が鍵になるんだけど、
なぜ広告代理店なのか?ということに関しては、こちらを読んでね。

 

僕はいま、
"ねこと幸せな生活を送る" という夢を叶えるために、
"ねこの広告代理店" を名乗ってる。
でもそれは同時に、"料理人"と同じ立場だと思うんだよね。

自分で何か生み出せるわけじゃないけど、
集めたものを組み合わせて、何かを創り出す。

僕がイメージする「広告代理店」っていうのは、まさにこれ。
そうなるともちろん、"なにをどう集めるか" が大事になってくる。

そこで考えるわけ。
何が、ねこ助けに役立てられるだろうか?
って。

そして、いろんな人と出会ったりいろんな本を読むたびに考えるようになる。
これは、ねこ助けに役立てられるだろうか? 果たしてどう役立てる?
って。

 

これってまさに、ジブンゴト化だよね?

 

あらゆる物事に対して「自分に関係あるもの」だという前提で接する。
そうすることで、その物事を要素分解して、吸収しようとする癖がつく。
自然と接し方が丁寧になるし、いろんなことに感謝できるようになる。
だって、「自分に関係あるもの」を邪険に扱う人なんていないでしょ?笑

そのうえで「これは関係ある!」となれば、全力で口説く。
仲間になってもらうために。
もし「これは関係ない」となれば、接し方を考える。うん。そこは結構シビアにね。

 

ただ、ここで気を付けなきゃいけないのは、
あらゆることに対してジブンゴト化する目的は、
夢を叶えるためでは無いということ。

あくまで、
"あらゆる物事からの学びを最大化させること"
が目的であることは見失わないようにね。
だって、"夢はコロコロ変わる" ものだから(笑)

それに、そこで得た学びは「新しい夢」でも必ず役に立つからね。
知識をただの知識として覚えているわけではなく、
その中身までしっかり理解しているはずだから。
高校生の頃、英単語を丸暗記するより、文章と一緒のほうが覚えやすかったでしょ?
それと同じ原理だよ。

 

でもいきなり、
「あらゆる物事をジブンゴト化しろ」なんて言われても
難しいよね?

 

そんな時に「夢」が役に立つ。
「夢」の条件を思い出してみて。

 

「夢」の条件
①いまの自分に"ピタッと"来るものを選ぶ。
②いつでもその"夢"を変えていいということ。

 

この条件を満たしてる「夢」を基準にこう考えればいい。
「これを使って「夢」を叶えるとすれば、どうしたらいいのかな?」

 

ね?簡単でしょ? これが、"「夢」という仮説" ということ。
この仮説があれば、
親友からの急な誘いとかロクな会話もない飲み会に、
行くか行かないかの判断も簡単になるはずだよ。

彼女とデートに行ったとき、
君「何食べたい?」
彼女「なんでもいい~」

より、

君「何食べたい?」
彼女「パンケーキ!でも○○は甘いもの嫌いだよね...?」

のほうが会話を進めやすいのと同じ。(この場合はパンケーキが「仮設」になる)
「パンケーキもお肉も出してくれるカフェでも探すか~」
って考えられるでしょ?

 

よければ、毎日の参考にしてください。

 

とまぁ、2019年一発目の記事はこんな感じでどうでしょう。
このブログは全部本音で書いてますが、
こんな僕でよければ2019年も仲良くしてください。

 

では、世界で唯一愛してるねこでお別れ。

 

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ヒルなねこ