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家への帰り路に考えることのあれこれ。

2度目は、「宮崎だから」

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最初に宮崎を訪れた時は東京の友人のためであって、
別に宮崎じゃなくてもよかったんです。
でも2度目の今回は、間違いなく「宮崎だから」戻ってきました。
 
この旅行は理由も目的も「宮崎に行くこと」なので、宮崎に行くだけで目的は達成。
だから、この旅行を決めた時点では3日間の旅行のスケジュールは往復の飛行機だけという状況でした(笑)
 
さすがに困ったので、とりあえず自称 宮崎観光大使杉本恭佑(以下、きょーちゃん)に相談。
※最初に宮崎に来た理由は、彼。というかKINAIYOでした。

きょーちゃんは自称 宮崎観光大使のだけあって、
宮崎に関するwikipediaぐるなび価格.com、トリップアドバイザーとしての機能を搭載していて便利です。
※宮崎に関して何かお困りことがあれば、お繋ぎ致しますのでご連絡ください。
 
そんな感じで始まったこの旅行も、気付けば3日間友だちと会う予定でギッチギチ。
現地の友だちに、ご飯や配車、宿の手配(家に泊めてもらったり)はお世話になりっぱなしの旅行でした。
でも、その友だちのほとんどが会うのは2回目で、お互いのことあんまり知らない仲だったりするから、余計にオモシロい。
おかげで、「友だちってなんだろ?」って、
よく分からないことを旅行中ずっと考えてましたw
 
どうやら、日本の日向(ひなた)は人の心まで温かく育てるようです。
 
ということで、3日間のハイライトをどうぞ。
 

 

◆初夜が、ディープ。

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※左から、みずき→マユズミ→つくし

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※保護ねこカフェ「うたたね」のねこ

初日のお昼は、保護ねこカフェ「うたたね」でインタビューからの青島散策。その後、仕事終わりのつくしと合流して宮崎地鶏が炭火焼で頂けるお店へ。

つくしと会うのも2回目(みずきはほぼ初対面)なのに、仕事と釣りの話で何時間も大盛り上がり。釣りのことを真剣に考えるつくしの話を聞いて、「ねこ×魚」の可能性もアリだなと1人考えてました。
ちなみに写真に写ってる木挽は、「KINAIYO」でボトルキープ。KINAIYOメンバーはお好きに飲んでくださいなw

少ししてみずきも合流。宮崎名物 スナックへ。
スナックに関してはお見せできる写真が少なくて悔しいけど、
「色々濃かった」という浅いコメントを残しておきます。
普段会えない人との出会いがあって刺激的な場でしたが、
もうちょっと色々良くないものが溜まってから、発散に使う場所なのかなと。
(カラオケ苦手な僕にはまだ早かった感がすごい。お姉さんが綺麗でした。)

スナックを出た後、うどんでの締めを図ったのですが、つくしがうどん屋で爆睡。
おかげで、4玉分のうどんを全て僕が食べる羽目に 笑
それにして、爆睡してるお客さんにも優しい、寛容なうどん屋さんでした。
(みずきも本当にありがとうw)
宮崎、いいね。

◆あいぞめんたいこ

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※左から、黛→二上さん→ありぞう→とんちゃん

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※慣れた手つきで布を染める二上さん

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※左から、内藤さん→マユズミ→まっつん→河野さん→いずも

2日目は、とんちゃんの運転に身を預け、
KINAIYOでもお世話になったに綾の手紬染織工房にお邪魔しました。

前回来た時にはあまり詳しく聞けなかった、藍の生態や工房で働く二上さん の藍への愛についてアツく語っていただきました。
僕のねこへの熱と近いものを感じる部分があって、共感とワクワク感が一挙に押し寄せてきました。

少し落ち着いて、その後は綾の照葉大吊橋へ。吊り橋自体は立派だったのですが、「世界一」も「日本一」もツッコミ所満載でw 二上さんのガイド付きでもう一回行ってみたい観光名所でした。

山道を歩いて疲れた身体を癒すべく、綾のおしゃれカフェ「nicol」でまったりタイム、
とはいかずに、ありぞうの将来の夢について、とんちゃんと3人で真剣トーク
「農業×工学」を切り口に、若者への農業文化の普及を目指すありぞうの今後の活躍に期待です。

 そして夜はなぜか、宮崎で「明太子をたらふく食べて交流会」で明太子まみれに。
ふくやの新ブランド「ふくのや」の明太子、抜群に美味。ご飯にかけるやつは、白米が無限に食べられるので注意が必要です。

このイベント、KINAIYOのBBQで出会ったいずもの紹介で参加することになったのですが、まだ学生の彼女の巻込み力は見習うべきものがあると感じた夜でした。
(いずもを、chátの現地特派員に任命しました。これからもよろしく!)

明太子を後にして、まっつんとビール片手に辛麺屋へ。
にんにく、ニラ、卵を惜しみなく使ったスープは圧倒的に美味しくて、
不健康まっしぐらな味でした。
自分への罪滅ぼしに、こんにゃく麺で頼んでみたものの効果は無く、 
翌朝、案の定マユズミの顔面はぶくぶくに膨らんでいました。

宿は「SEEKBAKO」。名前にそぐわずキレイなおしゃれシェアハウスです。

 

 ◆馬野郎ドライブ

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f:id:necobanana0214:20181202222811j:plain※「馬の真似して」と無茶振りをしたら爽やかな笑顔で嘲笑ってきたみつき。

3日目は、男2人で野生の馬を探しに都井岬へドライブ。
みつきとは、KIANIYOの時は僕のダメダメな恋愛事情しか話せなかったので、
そんな僕と2人のドライブを決断したその勇気に、まず拍手。
そして、助手席に座る僕の睡眠を許してくれる度量に感服。
ちなみに既婚者。

当日は雨が心配されましたが、岬についた頃には雨も上がり、
海の向こうには太陽も顔を出していました。※道中は結構土砂降り

「野生の馬がいる」とは聞いていましたが、まさかこんな近くで見れるとは。
放牧とはまさにこのこと。いたるところに馬が自由気ままに草をむしゃむしゃ。
牧場が広すぎて馬がどこにいるのか分からない仕様は、意図的だと信じたい。
いろいろ緩すぎ、宮崎。

帰りはかんぽの宿でまったり露天風呂。
一緒になった漁師さんがどうやらすごい人らしく、武勇伝を聞いていたらのぼせちゃいました。いつも美味しいお魚ありがとうございます。
自分のことをバカだと仰っていましたが、魚の販路拡大やビジネスに対する考え方は理に適っていて、ねこの活動の参考になりました。
今度宮崎を訪れた際には、美味しいお魚をごちそうになります。

思えば、男2人でのドライブなんて初めてでしたが、
真剣な話からくだらない話まで出来て、存外良きものでした。

 

 

かなり端折るととこんな感じの3日間。
東京に戻ってこの記事を書いているのですが、
あと6時間後には働いているとは思えないくらい、気持ちはまだ宮崎にいます。

今回の旅行を通して感じたのは、「人の温かさ」。
月並みですが、事実なので仕方ないです。
青島の露天風呂で話した鳶職のお兄ちゃんや、うどん屋のおばちゃん、別のうどん屋のおじちゃん、スナックのママとお姉さん、Tours Barで出会った方々。
どこの誰かも分からない僕と、たくさん話してくれてありがとうございました。

そして、僕のねこの話に付き合いつつ、宮崎や自分のこれからについて、いろんな話を聞かせてくれたみんな。本当にありがとう。
こんなにいろんな人と将来のことややりたいことを真剣に話し合った旅行は初めてでした(KINAIYOはツアーだから)。

温かいだけじゃなくて、少し仲良くなればアツい話まで延々と出来ちゃう。
宮崎人はそんな人が多いみたいです。

 

3度目は、きっと「宮崎の誰か」が理由で行くことになりそう。
その時はよろしくね。

 

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※馬糞を恐れずにシャッターを切る勇敢なマユズミ

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※「お手本見せて」に答える馬面のマユズミ